お祭り春夏秋冬
廣峯神社の季節ごとのお祭りをご案内
4月3日「御田植祭」
4月18日「祈穀祭」
このお祭りは姫路市の無形民俗文化財に指定されています。
御田植祭は、田の害虫(災害)を神々の御神威によって傘鉾(カサバコ)に封じ込め、安全になった仮田を田人が耕し、苗持ちが苗(フクダマ)を運び、早乙女が田植えし、楽人が御田植囃を奏上する古式優美な日本の伝統を今に伝えるお祭りです。
祈穀祭は、本殿前の広庭に設けられた仮田(早稲田・中稲田・晩稲田)に植えられた苗が、神様の御神威によってたちまちの内に実り、収穫された稲を本殿に奉納する穂揃式が
執り行われ、宮司が神託を得てどの田から植えるのかが告げられます。
また、境内を武者姿の若者が馬に乗って颯爽と駆ける走馬式が行われ、吉凶を占います。
6月30日 夏越の大祓式と茅の輪くぐり
大祓式は、半年間の罪穢れを祓い、心身を清め、夏負けせずに、元気に過ごせるよう祈願するお祭りです。
茅の輪くぐりは、当社のご祭神である素戔嗚尊と地養社の蘇民将来の逸話に由来する神事
で大茅の輪をくぐり身を清めます。
この大茅の輪くぐりは全国的に行われるようになっています。
7月18日 薬師祭
素戔嗚尊の化身である薬師如来の鎮座縁日のお祭りで、病気平癒や健康長寿、厄除けなどの願い事を書いた祈願木を薬師堂にてお焚き上げします。
廣峯の薬師如来像は木で作られた素朴な風合いのお薬師さんで、当日参列されると、そのやさしげなお顔を間近で見ることができます。
11月15日 御柱祭
陰陽道にとって1年で最高の日に、一陽来復、
陽気発達を祈願し来年の運勢と幸福を祈るお祭りです。
「御柱焚き上げ」の神事では、広庭に約5メートルの柱を立て斎火をもって柱を燃やして、柱を倒します。
御柱が倒れた方角を来年の節分(2月3日)からの凶方位とします。
この祭りは夕刻に行うため、とても幻想的であり、神秘的なお祭りです。
旧10月2日 吉備祭
学問の神様である吉備真備公が当神社を創建されたことに感謝し、また、受験合格のご神威をお示し下さるよう祈願するお祭りです。
白幣山山頂にある吉備社にて執り行います。
1月14日 疫神祭
この祭典は、明治維新以前においては勅願祭として最も重要なお祭りでした。
維新後は、疫病を鎮める大祭として、皇室をはじめ、日本国民の病気平癒、健康長寿を祈願しています。
2月3日~4日 節分・立春厄除大祭
江戸時代までの暦では、2月3日の節分が年の終わりで、2月4日の立春の日が新年のはじまりとなっていました。
節分に年納めのお祓いを受け、立春に新年のご祈願をする風習を今に伝えるのが、節分・
立春厄除大祭です。